SNSでイラストが拡散されず伸び悩んで嘆かれている絵師さん、お絵描きさんって結構いますよね。
一方でイラストがめっちゃ拡散されて伸びている絵師さん、お絵描きさんもたくさんいます。
私自身は絵師さん、お絵描きさんのイラストを拡散する側の人間で、イラストが大好きなのでかれこれ4年間いろんな方のイラストを観てきました。
拡散されて伸びるイラストにしても、拡散されずあまり伸びないイラストにしても、個性の違いはあれどどのイラストも上手で魅力があります。
私自身どのイラストも魅力があって好きなので、「何でこのイラストは伸びて、このイラストは伸びてないんだろう」とずっと疑問思っていたのですが、最近すごく伸びた方たちのイラストを観て理由がわかりました。
伸びるイラストと伸び悩むイラストの両者の違いはまさしく、『イラストを描いているか』か『伝わるシチュエーションを描いているか』です。
ここでいう「イラスト」とは例えば、可愛いらしい女性のイラスト、かっこいい男性のイラスト、などを指しています。
一方「伝わるシチュエーション」とは例えば、学校の放課後の様子、旅先でのお祭りを楽しむ様子、など特定のシチュエーションやシーンを想像できるようなイラストを指してます。
もちろん魅力的であれば、可愛いらしい女性、かっこいい男性のイラストのような作品でも十分伸びてバズりますが、イラストを拡散する立場として4年間Twitterに投稿されたイラストを観てきた限り、圧倒的に「伝わるシチュエーション」を描いたイラストが伸びている印象を受けます。
そしてその「伝わるシチュエーション」が描かれたイラストをきっかけに、フォロワー数を伸ばした方をリアルタイムで何人も見てきました。
「伝わるシチュエーション」が描かれたイラストは何故伸びるのか?
ここからは「伝わるシチュエーション」が描かれたイラストが伸びる理由を説明します。
まず「伝わるシチュエーション」が描かれたイラストが投稿されたポストは、「イラスト」を描いて投稿されたポストに比べて、引用リツイートやリプライの数が圧倒的に多いです。
これは「伝わるシチュエーション」が描かれたイラストが何を意味しているかというと、観ている人の共感を呼んでそのイラストの投稿自体が話題の中心となっているということです。
例えば、「可愛い」、「かっこいい」だけのイラストならば、考えられるリプライとしては「可愛いですね!」や「かっこいいですね!」みたいなことになると思うんです。
でもそれは誰も見ればわかることなので、いちいちリプライで伝えるまでもなく感想を相手に伝えないことは普通にありえます。
しかも可愛いイラストやかっこいいイラストを観て「可愛い」、「かっこいい」と思うのは皆同じなので、好きという気持ちはあれどあえて相手に伝えるまでもないと考える人はいるかと思います。
一方で「伝わるシチュエーション」が描かれたイラストはどうかというと、共感を生んでいるのでその気持ちは上手に表さないと伝わりません。
しかも、共感といっても人によって受取り方が異なるので、そのイラストを観ている人の数だけその作品に対する想いが生まれます。
その観ている側の人の気持ちが言語化されて、絵師さんやお絵描きさんへの「引用リツイート」や「リプライ」として現れるのです。
不思議なことに人というのは、共感したときの気持ちは共有したくなるんですよね。
「めっちゃわかる!」、「すごい懐かしい気持ちがした!」、「泣けますね。。」なんて言葉はまさに、観ている側の共感を生んで「伝わるシチュエーション」が描かれたイラストが話題の中心となっているということです。
さらに「めっちゃわかる!」、「すごい懐かしい気持ちがした!」、「泣けますね。。」の引用リツイートの裏には、(皆もそう感じるよね)という観ている人の共感をさらに他の人に共感してもらいたいという気持ちも含まれています。
だからこそ「伝わるシチュエーション」が描かれたイラストというのは、共感と共に拡散されて多くの人の目に止まることになるので、イラストが伸びるというわけです。
もしイラストが伸びないことに関して悩みを抱えている絵師さん、お絵描きさんがいたら、すごく大変だとは思うのですが何か一枚「伝わるシチュエーション」が描かれたイラストを投稿してみるのもいいかもしれませんね。
そういうイラストは人の心に本当に刺さりますので。
「伝わるシチュエーション」を描かれるイラストレーターさんの紹介
私がフォローさせていただいている大好きな推しイラストレーターさんで「前川わかば」さんという方がいらっしゃいます。
前川さんは「伝わるシチュエーション」を上手に描かれる方なので、是非SNSをご覧になってみてください。
前川さんのイラストを観れば「なるほどそういうことかー!!」って納得いただけるかと思います。
普通にファンになっちゃいます^^
Twitterで多くのファンを獲得していった方の一人です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。